学生が大型(自動車)免許を取る話

中型自動車免許を取得してから半年…この度、大型自動車免許を取得しました㊗ 中型自動車免許を取得したのが、2017年の12月でB4(大学4年)。大型自動車免許を取得したのが2018年の6月でM1(大学院1年)です。 なぜ「大型自動車免許」を取得したのかって…? 趣味です。今のところ、大型自動車免許が必要そうな仕事に就く予定も無ければ、運転する機会もないと思います。 免許を取得したのは6月ですが、色々と忙しくてブログにするのに2ヶ月くらい経ってしまいました(;´Д`)  

大型教習

教習の日程

入校日(初回の講習)が2018.5/11で、卒業日(卒業検定の日)が6/2です。約3週間といったところでしょうか。大学院生になって授業も楽になるかと思ったら、思いのほか授業数が多く、全体的に夕方からの講習が多かったとお思います。また、夕方からの講習だと社会人の予定とも被ってしまうため、あまり予約が取れなかったりもしました。さらに、大型自動車免許を取得できる教習所は普通の教習所よりも少ないので、多くの人が同じ教習所を利用すること、そもそも教習車が少ない&教えられる人も少ない(?)ことなどから予約があまり思い通りに取れませんでした。。 大型免許も教習所内を走る1段階と路上講習の2段階に分かれており、1段階が技能5回(内1回はシミュレータ)+終了検定、2段階が技能9回+卒業検定で大型取得になります。 中型教習では1時間だけあった座学(?)も大型免許では一切なし、技能講習のみになります。  

車両感覚

とにかくデカい。中型自動車の教習でも「かなりデカイな〜」とか思っていたのですが、大型はもっとデカイ。教習車は車幅2.49mの長さ11mくらいの荷台に箱のないトラック(UD Trauks – quon)でした(教習車なのでやっぱり8ナンバー)。キャビン(運転席)は1列シートと2列シート(ダブルキャブ)のものがあり、2列シートのものは2列目に4人座れる仕様でした。幅も広い。 運転していると、片道1車線の普通の道路も道幅ギリギリで、特に道路脇の標識とミラーがかなり近い。何度も教官に「危ない危ない。ミラー当たるよ」とか言われていました。普通自動車を運転してる感覚でかなり中央よりを走っても、まだ左側に寄ってるってイメージです。中央線をスレスレ踏まないくらいで道の中央を走れる。怖すぎ。。。車幅が広すぎて、狭い道での右左折レーンへは入れずに、レーンの手前で待つことが何度もありました。 もちろん、内輪差も半端じゃない。。中型自動車に比べて、交差点の中央付近まで頭を出してから思いっきりハンドルを切ります。その時に後輪がカーブの内側に一定感覚で沿うように曲がれるとGood。最初は全然できずに頭を思いっきりだしてました。。  

方向転換

自分が一番苦労したのが方向転換です。通っていた自動車学校では、中型自動車と大型自動車で方向転換する車庫(?)は違いますが、車庫までの道が共通です。 中型自動車の際にはあまり気にならなかった、車庫までの道幅が大型自動車だとかなり重要というか、関門になります。ハンドルを思いっきり切って内側のタイヤを添わせて車庫入れしようとすると、頭を思いっきり振ってしまい前輪が道の反対側に乗り上げます。 そこで、左前のミラーのうち車体の前方が写る下側のミラーを見て、タイヤが縁石にのりそうになったら少し戻して、逆に離れたら近づけて…を繰り返します。

縦列駐車

縦列駐車も苦労しました。。これは卒業検定の最後の課題(方向転換 左or右or縦列 のランダムで決まる)になったのですが…本番まで一発で成功したことが2回ほどしかなく、成功率は4割といったところでした。それでも練習する時間もあまりなく…課題が発表されてからはドキドキでしたが、なんとか無事に1発で決めることができました。めでたし。 難しポイントとしては、斜めに下がっていく際に後方の距離がわからず、駐車場の外に出ている荷台(左後ろ)を壁に当ててしまいそうなところと、あまり左側を寄せて下がると頭を振ってしまってミラーを壁に当てる(ここにはポールがある)ところですかね。  

S字

なんだかスムーズにいきました。強いて言えば入り口を綺麗に入れればそれ以降は外側に沿って進めていけば問題なかったと思います。 また、出口では曲がりたい方と反対側に車を寄せておかないと出る時にかなり大回りしてしまいます。出口だ〜と思って気を抜いて内側に寄ってしまうと頭を思いっきり出さないと曲がれない。。それくらいかな。  

坂道発進

MT車の坂道発進つらい〜〜と思うのですが…中型車で少し馴れました。。逆にディーゼル車であるトラックはトルクがあるので適当にクラッチをつないでも意外とエンストせずに進んでくれます。上り坂でも普通に2速発進して、下り坂に入る前に3速に入れます。馴れてくるとサイドブレーキを使わなくても発進できるようになって、逆にサイドブレーキを使うと発進に時間がかかってしまいました。。 公道での下り坂では3速発進することもありました。大型車では2速で発進して結構すぐに3速に入れるので、下り坂では最初から3速で発進してもスムーズに発進してくれます。今の僕は普通車のMT車は乗れないかな…(;´Д`)  

公道教習(2段階)

無事に1段階の講習を終えて修了検定に合格すると次からは路上教習になります。1段階で実写に乗ったのは4回+修了検定の1回のみ。それだけで次は公道デビューです。あ〜恐ろし…。 公道での技能講習は教官を隣に乗せて町中の決められたルートをただドライブする感じです。大型車なだけあって大通りのみを走ります。普通車ではあった路端停車(?)のような課題はなく、本当にただひたすら言われたとおりに走ります。その際に、実際の試験の際に注意するポイントなどを教えてもらいながら走ります。 教習車はトラックタイプで車長が11mくらいあるため、交差点に進入する際には交差点の先に十分に自分が入れる距離があることや、車幅がギリギリでお尻もかなり振り出すので、曲がる際に曲がりたい方向とは逆のミラーを見て、振り出した際にお尻で他の写真の車両に当たらないかなどに気をつけながら運転します。 いつもどおりの道路標識や街路樹も大型車にとっては結構問題になってきます。道路標識に種類があって道幅が広いところ?は左側のようなまっすぐな看板で、道幅が狭いところ&やさしくないところでは道路に対して看板が逃げるように生えています。これが結構重要で乗用車に乗っていると全く気にならないのですが、大型車だとちょうどミラーの高さ標識くらいになっていて、うっかり当てそうになります。路上教習で何度か教官に「あぶないよ〜」と注意されました。 2段階講習でも、普通車と同様に高架道路(自分の教習所では高速道路ではなくバイパス)もあります。加速がツラい…とかなんとか言いながらも、大型自動車なだけあって周りが優しい感じがします。ってか、大型自動車を煽るのは…煽る側にも勇気がいりますかね 笑。なんと言うか、大型に乗っていると普通車に事故を起こしても自分が怪我をする気があまりしません。逆に、ちょっと当たっただけで相手を簡単に殺してしまいそうな気がします。本当に気をつけて運転せねばと実感しました。また、普通車を運転する時は大型車には気をつけようと実感しました。。 馴れてくると車高が高いので、道路状況が遠くまでわかるため、3台先の車がブレーキを踏んだから自分も早めに減速しておこうなどと行動できるので運転しやすいところもあります。  

お金の話

はい。重要なお話しです。 自分が免許を取得したユ○カ自動車学校での大型自動車免許の取得は¥160,930(教習料¥158,380+写真¥500+免許交付手数料:¥2,050)。これに、中型免許を取得後、1ヶ月以内に申し込みで連続取得割引みたいなものを適応して5.5万円割引でこの価格になりました。どうせなら2種がほしかったのですが…2種は+10万円…またの機会にしましょうか 笑 中型自動車免許が¥166,650だったので、合計で約33万円。アルバイトで稼いだお金を免許証の文字を埋めるためにずいぶんつぎ込みました。。。  

感想

死ぬまでにやりたい100の事を決めるとしたら、大型自動車免許の取得はたぶん20番目くらいには入るんじゃないでしょうか。人それぞれだと思いますが、大型自動車免許の取得は面白い経験でした。 特に、車高の高いトラックで公道に出て高い視点で町中を運転する経験は非常に気持が良かったです。最初にも書きましたがもう二度と大型車両を運転する機会は無いと思います…でも、この経験のためにお金をつぎ込んだことに全く後悔はしてないですね。最高です!  

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3 thoughts on “学生が大型(自動車)免許を取る話

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