分割キーボード Helix を作った!

最近、(自分の中で)話題の左右分割キーボードをついに作っちゃいました。

 

Helixについて

Helixは分割キーボードの中でも割と初心者向けな印象です。最初はLet’s Split(レツプリ)を作ろうと思っていたのですが、これがPCB以外の材料を集めるのが意外と大変そうで…自作キーボード初心者の自分には、必要な部品は何なのか、どの部品をどこで購入すべきなのか、購入した部品に互換性があるのか(キースイッチ )など、不安が耐えませんでした。。
特にキーボードの全面と背面のプラスチックは加工してくれる業者?に自分で注文しなければいけないとか。。ひぇ〜。

そこで、夏休みに某社のインターンに行った際に「それならHelixがいいよ!」と悪魔の囁きありがたいアドバイスをいただきました。それから…気がついたらポチっていました。ひょぇ〜〜沼の始まりだ〜〜

Twitterのハッシュタグ #Helix祭り とか見てると欲しくなります。

 

自作したHelixのパーツなど

 

ステレオミニプラグケーブル以外は全て遊舎工房さんから購入可能です。ケーブルは正直、音楽を聞くわけでもないのであまりこだわっていなかったのですが、両側がL字になっていて、チョットかっこいいのがいいなーくらいで決めました。両側L字を購入したのは正解だと思ってます。L字に変換するプラグを購入するのもありかも。

それと、Helixのキーボードキットでバックライトを選択する場合には、キートップは文字が光るやつ?をつけるパターンが多いと思うのですが…あえて自分は真っ黒なものにしました。
それでも、各キーの裏側がそれぞれの色に光ってくれて、隙間から見える光がカラフルなので非常に満足してます^^

 

Helixのいいところ

  • キーが低い。
    購入しようとしていたLet’s Splitは通常のプロファイル(高さ)で、Helixはロープロファイルと呼ばれる、薄い感じの実装になります。
    あんまり大きくしたくなかったので良かった。
  • 4行キーボード
    もともとLet’s Splitにあこがれていたこともあり、4行がほしかった。。。5行くらい欲しいって意見をネットではよく見るけど…4行キーボードへの憧れ。。
  • パーツの購入が簡単。
    遊舎工房 さんの”Helix キーボードキット”ほぼ全て揃います。追加でキースイッチとキートップが必要なのですが、同様のサイトで購入可能。簡単!
  • 作業手順がわかりやすい。
    GitHubに作業手順がまとめられていて、ちゃんと読んで作業すれば迷うことはほとんど無いです。

 

Helixの悪いところ

  • LEDの取り付けがシビア
    組み立ての手順書に書いてありますが、LEDを取り付ける際のハンダの温度は220℃と指定されています。自分は「大丈夫っしょ〜」と謎の自信を発揮して、280℃くらいで作業をしていたら…LEDを20個以上破壊して、パーツを買い足しました。。。(←明らかに自分が悪い
  • ダイオードの半田付け…厳しい
    表面実装の電子パーツ、初めてハンダ付けしました。慣れてきたら&やり方が分かってきたら、意外とスムーズにできましたが、初心者には厳しい。
    先人のブログを読んで、先に片側だけハンダを盛るとやりやすいことを後半で知りました。。それでもツラい
  • 4行…少ない
    5行も選べたのに選ばなかった自分が悪い。自業自得です。。

 

作ってみた感想

ハンダ作業は苦労もしましたが作業中は楽しかったかな。

LEDを全てはんだ付けし終わってからテストしてみたときに全然点灯しなかったときの絶望感…。左右のキーボードを接続して、なぜか片側のキーボードしか反応してくれない…(これだから電子工作はエラーがでないのがわかりにくい)とか思ってました。

結局、全ての作業を無事に終えて使えるようになるまでに10時間くらいかかりました。集中力が持たないので何日かかけて作業をしました。特に時間のかかった作業はLEDのハンダ(特に壊れた箇所のやり直し)、左右接続がうまくいかないエラーの特定ですかね。。

 

使ってみた感想

今のところ非常にツラい…。自分ではブラインドタッチが結構スムーズにできるほうだと思っていたのですが…ツラいです。
キーボードが格子型になったため、今までのキーボードと位置がずいぶん変わった印象です。特に、自分は’c’を人差し指で押す癖があったので、それが非常にキテます。。あと、デフォルトのキーマップをつかっているのですが、英字配列なのが単純に慣れない。。’;’と’:’が同じキーに割り当てられてるのとか…(このあたりは自分で直せといった話)。。

それでも数日間使ってみた感想として、慣れてくると方を開いて作業をできる分、楽な体制で作業をできている実感があります。

 

せっかくなので、1週間程つかってからキーマップを変更してみました。普通のキーボードでも数字のブラインドタッチが怪しかった自分なので…思い切って、数字をテンキーみたいな配置にしてみました。これはこれで慣れないですが…それでもホームポジションから移動せずにキーが打てるので、覚える必要がなくて楽ですね。
その分、Raiseのキーマップがごちゃごちゃになりましたw helixデフォルト4行のキーマップを行ごに取ってきて並べただけな感じです。特に工夫はしてないですね…(汗

こうやって、キーマップを自分の好きにいじれるのがキーボード界隈の楽しいところですね^^ もう普通のキーボードに戻れなさそう。。

 

LowerとかRaiseのキーはそのボタンを押しながら操作しなきゃいけないので…例えば右手側にあるRaiseのキーを押しながら、右下の方のキーを操作するのがちょっと難しいので…この辺は改善の余地がありそうでね。

 

まとめ

自作キーボード楽しい ^^^ (こうしてキーボード沼にハマっていくのか。。。
これからはキーの光らせ方とかOLED(中央についてるLCD)とかカスタムしていきたいですね〜

 

#この記事はHelixを用いて作成しました。

 

その他(Helix 写真集)

(※画像クリックで拡大できます。)

パーツが届いた。普通のキーボードよりも小ささくて薄い箱!

中身はこんな感じ。これがキーボードになるのか…

久々のはんだ付け〜

はじめての表面実装パーツ。小さすぎでしょ!!

ひょぇ〜…でも、慣れれば意外とできた。

…キレイ!?

LEDも全部実装終わり〜(このときはまだ気が楽だった…)

LEDの裏側はこんな感じで4箇所のハンダ

あれ…なんで2箇所しか点かないの(絶望

悪そうなLEDをはんだ付けし直して…

片側は全部点灯した〜!

自作LEDテストアイテム

LED足りなくなったので、SWITCH SCIENCEから追加購入。。

送料取られるの嫌で、80個ポチっちゃいました^^

やった…やっと全部点灯!

キースイッチの実装

スペーサー。7mmと8mmがあるんだっけな。

OLEDの保護完了

左右がうまく接続できないときの…導通確認記録。。

原因特定!

チェック柄にキーを配置してみた。半分白色でもよかったかな〜

完成図。光らせないと意外と地味。。

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